【公募推薦解説】上智大学文学部新聞学科の公募推薦|倍率・日程・選考内容を5分でチェック

本記事では、公募推薦(正式名称:公募制推薦入試)について解説します。上智大学文学部新聞学科は、新聞・放送・ネットなどのメディアとジャーナリズムを学ぶ学科です。高校長の推薦を受けて出願する「推薦入学試験(公募制)」の募集は40名で、上智大学の公募推薦の中でも募集の多い学科です。出願には評定4.0以上と英検2級などの外国語の基準が必要で、出願時に時事問題についてのレポート(2,000字程度)を提出し、試験当日はジャーナリズムに関する基礎的試問(90分)と面接を受けます。

この記事でわかること

  • 新聞学科の公募推薦の合格のツボ
  • 出願資格・外国語の基準・日程(2027年度)
  • 時事問題レポートと、ジャーナリズムの試問
  • 直近3年の倍率と、対策のポイント
目次
  1. 2027年度入試で注意すること
  2. 合格のツボ
    1. ① 時事問題レポートは「報道のあり方」まで書く
    2. ② 出典を正確に書く
    3. ③ ふだんから複数のメディアを読み比べる
  3. 入試概要(2027年度入試)
    1. 入試スケジュール
  4. 入試の特色
  5. 上智大学新聞学科の公募推薦はこんな人に向いている
    1. ニュースを読み比べて、伝え方の違いに気づける人
    2. 記者・編集者・放送やネットメディアの仕事に関心がある人
    3. 評定4.0以上で、英語の基準を満たせる人
    4. 上智大学が第一志望の人
  6. 倍率の推移
    1. 倍率から読み取れること
  7. 対策のポイント
  8. 上智大学新聞学科の公募推薦のよくある質問
  9. FITAでできる対策
  10. あわせて読みたい
  11. 出典・参考資料

2027年度入試で注意すること

上智大学が公表している「2027年度以降の推薦入学試験(公募制)における出願資格の変更点」の対象は文学部哲学科と理工学部情報理工学科で、新聞学科は対象になっていません。外国語検定試験の基準表は2026年6月に一部訂正されているので、訂正後の出願資格・要件表(PDF)で確認しましょう。

出願書類に生成AIが出力した文章を使った場合、本人が作成したものとは認められないとされています。

合格のツボ

① 時事問題レポートは「報道のあり方」まで書く

レポートの課題は、最近の時事問題の中から関心をもったテーマを1つ選び、よく調べたうえで、それに関する報道のあり方の点も含め、そのテーマについての自分の意見を述べることです。テーマそのものへの意見だけでなく、そのニュースがどう報じられてきたかを分析することが求められています。

② 出典を正確に書く

レポートでは、参考にした新聞記事・放送番組・ニュースサイトについて、新聞名、局名・番組名、URL、掲載年月日などを、文献については著者名・書名・出版社名・刊行年月などを明示するよう指定されています。出典の正確さもジャーナリズムの基本です。

③ ふだんから複数のメディアを読み比べる

当日の学科試問は「ジャーナリズムに関する基礎的試問」(90分)です。新聞・テレビ・ネットのニュースを日ごろから読み比べ、同じできごとがメディアによってどう違って伝えられるかを意識しておくと、レポートにも試問にも生きてきます。

入試概要(2027年度入試)

入試概要を画像で保存スマホに保存して、いつでも見返せます

項目内容
募集人員文学部新聞学科 40名
選抜区分学校推薦型選抜
(高校長の推薦が必要)
志望の条件上智大学が第一志望
(出願学科への入学を確約)
卒業年の条件2027年3月に日本の高校を
卒業見込みの人
(既卒生は出願不可)
評定全体の学習成績の状況
4.0以上(在学全期間)
外国語の条件次のいずれか1つ
英検2級/TOEFL iBT 42
IELTS 4.0/GTEC 930 など
主な提出書類推薦状(高校長)、調査書
自己推薦書(A4・1枚)
外国語検定の証明書
レポート(2,000字程度)
出願期間Web出願:2026年11月1日〜11月5日
書類郵送:11月6日(消印有効)
第1次選考
合格発表
なし
(書類と当日の試験で1回の判定)
試験日2026年11月28日(土)
四谷キャンパス
学科試問(90分)・面接
合格発表2026年12月10日(木)10:00
入学手続2027年1月8日(金)締切
入学検定料35,000円
(別に支払手数料1,100円)
倍率
(2026年度)
約2.6倍
(志願者66名・合格者25名)

外国語の基準は、ほかにTOEIC L&R550かつS&W240、TEAP220(各技能50)、ケンブリッジ英検142、ドイツ語・フランス語の検定などがあります。レポートはA4・横書き・2,000字程度で、PC入力・手書きのどちらでもかまいません。詳しくは入学試験要項(PDF)で確認してください。

入試スケジュール

上智大学新聞学科 公募推薦のスケジュール(2027年度入試)

11月12月1月
11月1日〜11月5日Web出願11月6日書類の郵送11月24日受験票11月28日学科試問・面接12月10日合格発表1月8日入学手続締切
  1. 11月1日〜11月5日Web出願
  2. 11月6日書類の郵送
  3. 11月24日受験票
  4. 11月28日学科試問・面接
  5. 12月10日合格発表
  6. 1月8日入学手続締切

受験票はWeb出願システムから各自で印刷。出典:2027年度 上智大学 推薦入学試験(公募制)入学試験要項

入試の特色

上智大学は公募推薦の目的を、1回限りの学力試験では評価しにくい資質・能力を、調査書や自己推薦書、レポートなどで判断し、学科試問や面接で志望動機の強さや学科への適性を確かめることだと説明しています(大学公式ページ)。

  • 募集40名の大きな枠:上智大学の公募推薦の中でも、募集人員の多い学科です。
  • IB Diplomaを取得見込みの人の「IB枠」もある:評定と外国語検定試験の基準のかわりに、IB Diplomaの取得見込みが条件になります(くわしくは「よくある質問」)。
  • 第一志望の人のための入試:合格したら出願学科に入学することを確約できる人が対象です。指定校推薦とは併願できず、出願できるのは1学科だけです。
  • 書類と当日の試験を1回で判定:第1次選考(書類だけの選考)はありません。
  • 過去問は請求できる:過去3年分の学科試問は、窓口での閲覧かメールでの請求で入手できます(過去の入試問題)。

上智大学新聞学科の公募推薦はこんな人に向いている

入学試験要項に書かれた出願資格と選考方法をもとに、FITAがまとめました。

ニュースを読み比べて、伝え方の違いに気づける人

レポートでは、時事問題そのものだけでなく「報道のあり方」も論じます。

記者・編集者・放送やネットメディアの仕事に関心がある人

新聞学科は、メディアとジャーナリズムを専門に学ぶ学科です。将来像がはっきりしているほど、面接で語れることが増えます。

評定4.0以上で、英語の基準を満たせる人

外国語の基準は英検2級レベルです。学校の成績をこつこつ積み上げてきた人が力を発揮しやすい入試です。

上智大学が第一志望の人

合格したら入学を確約する入試です。

倍率の推移

上智大学の「特別入学試験 入試統計」に掲載されている数字です(人数の単位は名。倍率は志願者数÷合格者数でFITAが計算)。

年度志願者合格者倍率
202666252.6倍
202588283.1倍
202493303.1倍

倍率から読み取れること

  • 合格者は募集人員40名を下回っている:3年とも合格者は25〜30名で、募集人員を満たしていません。
  • 志願者は減少傾向:2024年度の93名から、2026年度は66名になりました。
  • 倍率は2〜3倍台:評定4.0という条件を満たしたうえで、レポートと試問でしっかり準備した人が合格しています。

対策のポイント

上智大学新聞学科 公募推薦の準備チェック

  • 全体の学習成績の状況4.0以上を満たしている
    高校の全期間が対象です。
  • 英検2級などの外国語の基準を、証明書つきで満たしている
    TOEFL・IELTSはスコアの直送手配も必要です。
  • 高校長の推薦状を、早めに担任の先生にお願いしている
    Web出願は11月1日からです。
  • 関心のある時事問題を1つ決め、複数のメディアの報道を集めている
    新聞・テレビ・ネットの報道を比べ、出典をメモしておきます。
  • レポート(2,000字程度)で、テーマへの意見と報道のあり方の両方を書いている
    出典は新聞名・番組名・URL・掲載年月日まで明記します。
  • 90分の学科試問と面接の練習をしている
    過去3年分の問題は大学に請求できます。

上智大学新聞学科の公募推薦のよくある質問

浪人生でも出願できますか?

できません。2027年3月に日本の高校を卒業見込みの人が対象です。

指定校推薦と両方に出願できますか?

できません。公募推薦は指定校推薦と併願できないとされています。

レポートは手書きですか?

PC入力・手書きのどちらでもかまいません。A4・横書きで2,000字程度です。

IB(国際バカロレア)を学んでいても出願できますか?

「国際バカロレア(IB)枠」で出願できます。2027年3月に日本の教育制度に基づく高校を卒業見込みで、上智大学が第一志望などの条件を満たし、IB Diplomaを取得見込みの人が対象です。IB枠では、学科ごとの学習成績の状況(評定)と外国語検定試験の基準は求められず、調査書に加えて大学所定の「INTERNATIONAL BACCALAUREATE PREDICTED GRADES REPORT FORM」を提出します。新聞学科には、IB枠の必履修科目の指定はありません。一般枠の条件も満たしている場合は、一般枠で出願してこの用紙もあわせて提出します。合格しても、最終試験でIB Diplomaを取得できなかった場合は合格取り消しになります(入学試験要項)。

FIT入試と併願できますか?

上智の公募推薦は「上智大学を第一志望とし、出願学科への入学を確約できる人」が条件です。FIT入試も「合格したら入学を確約する」入試なので、両方を同時に第一志望にすることはできません。どちらを受けるかを早めに決めましょう。

FITAでできる対策

FITAは慶應義塾大学法学部のFIT入試の専門塾ですが、上智大学新聞学科の公募推薦をはじめとする併願校の対策も、同じ料金で受けられます。講師は全員FIT入試の合格者で、テーマ選びから時事問題レポートの添削、学科試問・面接の練習まで1対1で担当します。授業はすべてZoomで、全国から受講できます。

「どの時事問題を選べばいいかわからない」という段階からでも大丈夫です。無料相談で、出願までの計画を一緒に立てましょう。

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出典・参考資料

この記事を書いた人

慶應FIT専門塾 FITA

FITA編集局

慶應義塾大学法学部のFIT入試に特化した専門塾 FITAの編集チームです。募集要項など大学の公式資料をもとに、FIT入試を突破した講師の知見を交えて、出願書類や二次試験の対策、併願の考え方まで、受験生と保護者の方に役立つ情報をお届けしています。

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