【公募推薦解説】上智大学総合グローバル学部の公募推薦|倍率・日程・選考内容を5分でチェック

本記事では、公募推薦(正式名称:公募制推薦入試)について解説します。上智大学総合グローバル学部は、国際関係論と地域研究を軸に、世界の課題を学ぶ学部です。高校長の推薦を受けて出願する「推薦入学試験(公募制)」の募集は60名で、上智大学の公募推薦の中で最も多い枠です。出願には評定4.0以上と英検準1級などの外国語の基準が必要で、出願時に指定図書4冊から1冊を選んで書くレポート(2,000字程度)を提出し、試験当日は小論文(800字・90分)と面接を受けます。

この記事でわかること

  • 総合グローバル学部の公募推薦の合格のツボ
  • 出願資格・外国語の基準・日程(2027年度)
  • 指定図書のレポートと、当日の小論文
  • 直近3年の倍率と、対策のポイント
目次
  1. 2027年度入試で注意すること
  2. 合格のツボ
    1. ① 外国語は英検準1級レベルが必要
    2. ② レポートは「本」と「自分の研究テーマ」をつなげる
    3. ③ 当日は小論文800字を90分で
  3. 入試概要(2027年度入試)
    1. 入試スケジュール
  4. レポートの指定図書
  5. 入試の特色
  6. 上智大学総合グローバル学部の公募推薦はこんな人に向いている
    1. 国際問題について、自分なりの研究テーマを持っている人
    2. 英語の力が高い人
    3. 評定4.0以上を積み上げてきた人
    4. 上智大学が第一志望の人
  7. 倍率の推移
    1. 倍率から読み取れること
  8. 対策のポイント
  9. 上智大学総合グローバル学部の公募推薦のよくある質問
  10. FITAでできる対策
  11. あわせて読みたい
  12. 出典・参考資料

2027年度入試で注意すること

Web出願は2026年11月1日(日)10:00〜11月5日(木)23:59、書類の郵送は11月6日(金)消印有効です。外国語の基準表は2026年6月に訂正され、総合グローバル学科のTEAPの基準は330(各技能70)になっています(訂正後の出願要件(PDF))。

上智大学が公表している「2027年度以降の推薦入学試験(公募制)における出願資格の変更点」の対象は文学部哲学科と理工学部情報理工学科で、総合グローバル学科は対象になっていません。

合格のツボ

① 外国語は英検準1級レベルが必要

総合グローバル学科の外国語の基準は、英検準1級、TOEFL iBT 72、IELTS 5.5、TEAP 330(各技能70)、GTEC 1180などのいずれか1つです。法律学科や新聞学科(英検2級レベル)より高い基準なので、高3の秋までにスコアを確実にそろえる計画が欠かせません。

② レポートは「本」と「自分の研究テーマ」をつなげる

レポートの課題は、指定された4冊から1冊を選び、自分が総合グローバル学部で取り組みたい研究テーマや関心のある問題と関連づけながら、本のどの部分が特に興味深かったかを具体的に説明することです。本の要約で終わらせず、自分の問題意識と本の内容がどう結びつくかを示すことが大切です。

③ 当日は小論文800字を90分で

当日の学科試問は小論文(800字・90分)です(学科試問の案内(PDF))。国際問題について、自分の意見を根拠とともに800字にまとめる練習をしておきましょう。

入試概要(2027年度入試)

入試概要を画像で保存スマホに保存して、いつでも見返せます

項目内容
募集人員総合グローバル学科 60名
選抜区分学校推薦型選抜
(高校長の推薦が必要)
志望の条件上智大学が第一志望
(出願学科への入学を確約)
卒業年の条件2027年3月に日本の高校を
卒業見込みの人
(既卒生は出願不可)
評定全体の学習成績の状況
4.0以上
外国語の条件次のいずれか1つ
英検準1級/TOEFL iBT 72
IELTS 5.5/GTEC 1180 など
主な提出書類推薦状(高校長)、調査書
自己推薦書(A4・1枚)
外国語検定の証明書
レポート(2,000字程度)
出願期間Web出願:2026年11月1日〜11月5日
書類郵送:11月6日(消印有効)
第1次選考
合格発表
なし
(書類と当日の試験で1回の判定)
試験日2026年11月28日(土)
四谷キャンパス
小論文(90分)・面接
合格発表2026年12月10日(木)10:00
入学手続2027年1月8日(金)締切
入学検定料35,000円
(別に支払手数料1,100円)
倍率
(2026年度)
約2.6倍
(志願者168名・合格者64名)

外国語の基準は、ほかにTOEIC L&R785かつS&W310、ケンブリッジ英検162、ドイツ語・フランス語の検定などがあります。詳しくは入学試験要項(PDF)で確認してください。

入試スケジュール

上智大学総合グローバル学部 公募推薦のスケジュール(2027年度入試)

11月12月1月
11月1日〜11月5日Web出願11月6日書類の郵送11月24日受験票11月28日小論文・面接12月10日合格発表1月8日入学手続締切
  1. 11月1日〜11月5日Web出願
  2. 11月6日書類の郵送
  3. 11月24日受験票
  4. 11月28日小論文・面接
  5. 12月10日合格発表
  6. 1月8日入学手続締切

受験票はWeb出願システムから各自で印刷。出典:2027年度 上智大学 推薦入学試験(公募制)入学試験要項

レポートの指定図書

次の4冊から1冊を選びます。A4・横書き・2,000字程度で、PC入力・手書きのどちらでもかまいません。選んだ本の書名を冒頭に書き、本文をそのまま引用するときはページ数を書きます。

  • 高坂正堯『国際政治――恐怖と希望』〔改版〕(中央公論新社、2017年)
  • 平賀緑『食べものから学ぶ現代社会:私たちを動かす資本主義のカラクリ』(岩波ジュニア新書、2024年)
  • 渡辺将人『台湾のデモクラシー メディア、選挙、アメリカ』(中公新書、2024年)
  • 私市正年『サハラが結ぶ南北交流』(世界史リブレット、山川出版社、2004年)

入試の特色

  • 募集60名の大きな枠:上智大学の公募推薦の中で、最も募集人員が多い学科です。
  • 第一志望の人のための入試:合格したら出願学科に入学することを確約できる人が対象です。指定校推薦とは併願できず、出願できるのは1学科だけです。
  • 書類と当日の試験を1回で判定:第1次選考(書類だけの選考)はありません。
  • IB枠がある:IBディプロマを取得(見込み)した人向けの出願要件も用意されています。
  • 過去問は請求できる:過去3年分の学科試問は、窓口での閲覧かメールでの請求で入手できます(過去の入試問題)。

上智大学総合グローバル学部の公募推薦はこんな人に向いている

入学試験要項に書かれた出願資格と選考方法をもとに、FITAがまとめました。

国際問題について、自分なりの研究テーマを持っている人

レポートでは、取り組みたい研究テーマや関心のある問題と本の内容を結びつけて書きます。

英語の力が高い人

英検準1級レベルの外国語の基準を満たす必要があります。

評定4.0以上を積み上げてきた人

全体の学習成績の状況4.0以上が出願の条件です。

上智大学が第一志望の人

合格したら入学を確約する入試です。

倍率の推移

上智大学の「特別入学試験 入試統計」に掲載されている数字です(人数の単位は名。倍率は志願者数÷合格者数でFITAが計算)。

年度志願者合格者倍率
2026168642.6倍
2025151572.6倍
2024147582.5倍

倍率から読み取れること

  • 倍率は2.5倍前後で安定:3年とも2.5〜2.6倍でした。
  • 志願者は増えている:2024年度の147名から、2026年度は168名になりました。
  • 合格者は募集人員と同じくらい:60名の募集に対して、57〜64名が合格しています。

対策のポイント

上智大学総合グローバル学部 公募推薦の準備チェック

  • 全体の学習成績の状況4.0以上を満たしている
  • 英検準1級などの外国語の基準を、証明書つきで満たしている
    TOEFL・IELTSはスコアの直送手配も必要です。
  • 高校長の推薦状を、早めに担任の先生にお願いしている
    Web出願は11月1日からです。
  • 指定図書を1冊選び、自分の研究テーマとのつながりを整理している
  • レポート(2,000字程度)で、興味深かった部分を具体的に説明している
    引用にはページ数を書きます。
  • 800字の小論文を90分で書く練習と、面接の練習をしている
    過去3年分の問題は大学に請求できます。

上智大学総合グローバル学部の公募推薦のよくある質問

浪人生でも出願できますか?

できません。2027年3月に日本の高校を卒業見込みの人が対象です。

指定校推薦と両方に出願できますか?

できません。公募推薦は指定校推薦と併願できないとされています。

指定図書は何冊読めばいいですか?

4冊の中から1冊を選んでレポートを書きます。

FIT入試と併願できますか?

上智の公募推薦は「上智大学を第一志望とし、出願学科への入学を確約できる人」が条件です。FIT入試も「合格したら入学を確約する」入試なので、両方を同時に第一志望にすることはできません。どちらを受けるかを早めに決めましょう。

FITAでできる対策

FITAは慶應義塾大学法学部のFIT入試の専門塾ですが、上智大学総合グローバル学部の公募推薦をはじめとする併願校の対策も、同じ料金で受けられます。講師は全員FIT入試の合格者で、指定図書の読み方から、レポートの添削、小論文・面接の練習まで1対1で担当します。授業はすべてZoomで、全国から受講できます。

「研究テーマがまだ決まっていない」という段階からでも大丈夫です。無料相談で、出願までの計画を一緒に立てましょう。

あわせて読みたい

上智大学総合グローバル学部には、海外の学校で学んだ人向けの帰国生入試や、英語で学ぶSPSFの入試もあります。

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出典・参考資料

この記事を書いた人

慶應FIT専門塾 FITA

FITA編集局

慶應義塾大学法学部のFIT入試に特化した専門塾 FITAの編集チームです。募集要項など大学の公式資料をもとに、FIT入試を突破した講師の知見を交えて、出願書類や二次試験の対策、併願の考え方まで、受験生と保護者の方に役立つ情報をお届けしています。

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