【総合型選抜解説】成蹊大学法学部の自己推薦型入試|倍率・日程・選考内容を5分でチェック

成蹊大学法学部の総合型選抜が「自己推薦型」です(2026年度までの「AOマルデス入試」)。募集は法律学科9名・政治学科6名で、学部が定める出願要件(評定や英語の基準)はありません。一次審査は書類(学修計画レポートを含む)、二次審査は基礎読解力審査(75分)と、事前に公表されたテーマでのグループ討論(約60分)です。

この記事でわかること

  • 成蹊法学部の自己推薦型の合格のツボ
  • 学修計画レポートと志望理由書
  • 二次審査の討論力審査のテーマ
  • 直近5年の結果と、対策のポイント
目次
  1. 合格のツボ
    1. ① ゼミを引っ張る「強い個性」を示す
    2. ② 学修計画レポートは「ゼミで発表する」つもりで
    3. ③ 討論のテーマは事前に公表される
  2. 入試概要(2027年度入試)
    1. 入試スケジュール
  3. 二次審査の内容
  4. 入試の特色
  5. 帰国生特別受験もある
  6. 成蹊法学部の自己推薦型はこんな人に向いている
    1. 議論の場で自分の意見を言い、人の意見にも耳を傾けられる人
    2. 社会の問題を自分で調べてまとめるのが好きな人
    3. 成蹊大学が第一志望の人
  7. 結果の推移
    1. 結果から読み取れること
  8. 対策のポイント
  9. 成蹊法学部の自己推薦型のよくある質問
  10. FITAでできる対策
  11. あわせて読みたい
  12. 出典・参考資料

合格のツボ

① ゼミを引っ張る「強い個性」を示す

法学部は、少人数のゼミ(演習)に旺盛な意欲で参加し、ゼミを引っ張る学生を求めています。評価するのは「主体的に他者と協働できる能力」とそれを支える「強い個性」で、要項は「単に調整能力に富み、ゼミのまとめ役になる学生を望んでいるのではありません」と書いています。

② 学修計画レポートは「ゼミで発表する」つもりで

学修計画レポート(A4・2ページ以内)では、志望学科の専門領域に関連した具体的なテーマを設定し、自分で調べた内容や大学で深く考えたい問題をまとめます。ゼミで教員と他の学生にわかりやすく伝えることをイメージし、参考書籍も明記します。志望理由書では、法律学・政治学を学ぶ理由と、関心のある社会問題(600字以内)を書きます。

③ 討論のテーマは事前に公表される

2027年度の討論力審査のテーマは、文化は変化を続け「本質」はないという見解を踏まえつつ、保存すべき文化がなぜあるのか、対象をどこまで広げるべきか、交流による「伝統」の変化をどう捉えるかを議論するものです。資料やメモの持ち込み、審査中のウェブ閲覧も認められています(他者との連絡は禁止)。

入試概要(2027年度入試)

入試概要を画像で保存スマホに保存して、いつでも見返せます

項目内容
募集人員法律学科 9名
政治学科 6名
志望の条件合格したら必ず入学
(学内の学部併願も不可)
卒業年の条件高校を卒業した人
または2027年3月卒業見込み
学部の出願要件なし
(評定・英語の基準なし)
主な提出書類志望理由書・活動報告書
学修計画レポート(A4・2枚以内)
語学試験の証明(あれば)
出願期間2026年9月23日〜10月7日
一次審査
合格発表
2026年11月6日(金)
二次審査2026年11月28日(土)
基礎読解力・討論力
最終合格発表2026年12月5日(土)
入学手続2026年12月18日(金)締切
入学検定料35,000円
倍率
(2026年度)
法律 約4.8倍
政治 約5.8倍

基礎読解力審査(75分・マークシート)は2027年度から新しく実施され、高校の「国語」(現代の国語・言語文化の近代以降の文章)の基礎的な内容が出題されます。古文・漢文は対象外です。詳しくは入試要項(PDF)で確認してください。

入試スケジュール

成蹊大学法学部 自己推薦型のスケジュール(2027年度入試)

9月10月11月12月
9月23日〜10月7日出願11月6日一次合格発表11月28日基礎読解力・討論力12月5日最終合格発表12月18日入学手続締切
  1. 9月23日〜10月7日出願
  2. 11月6日一次合格発表
  3. 11月28日基礎読解力・討論力
  4. 12月5日最終合格発表
  5. 12月18日入学手続締切

出典:成蹊大学 2027年度 総合型選抜入試要項(自己推薦型・帰国生特別・社会人特別)

二次審査の内容

審査配点内容
基礎読解力審査5075分・マークシート
国語の基礎(近代以降)
討論力審査50公表テーマで
グループ討論(約60分)

合否は、書類審査・基礎読解力審査・討論力審査を総合して判定されます。前年度の討論テーマ(2026年度)は、日本の小・中学校での多言語の子どもへの教育のあり方でした。

入試の特色

  • 合格したら入学が前提:大学は、自己推薦型を「成蹊大学に合格した場合は必ず入学することを前提とした入試」としています。成蹊大学内の学部の併願もできません(総合型選抜入試概要)。
  • 高校長の推薦は不要:自分で出願できる総合型選抜です。
  • 2027年度から名称が変わった:2026年度までの「AOマルデス入試」が、2027年度から「総合型選抜 自己推薦型」になりました。

帰国生特別受験もある

成蹊大学法学部では、総合型選抜の「帰国生特別受験」でも募集しています(若干名。自己推薦型の募集人員に含まれる)。一次審査・二次審査は自己推薦型と同じ内容で、二次審査は11月28日(土)、合格発表は12月5日(土)です。

出願できるのは、日本国籍(永住者・特別永住者を含む)で、2025年4月1日〜2027年3月31日に外国で12年の課程を修了(見込み)し、修了までに2年度以上継続して外国の学校に在籍した人、または外国の学校に2年度以上継続して在籍し、その直後に日本の高校の2年生の9月以降に編入して2027年3月に卒業見込みの人などです。日本国内のインターナショナルスクールや海外の日本人学校は「外国」と認められません。自己推薦型と同じく、合格したら必ず入学することが条件で、総合型選抜の区分のうち1つにしか出願できません。

成蹊法学部の自己推薦型はこんな人に向いている

入学試験要項に書かれた求める学生像と審査方法をもとに、FITAがまとめました。

議論の場で自分の意見を言い、人の意見にも耳を傾けられる人

二次審査の中心はグループ討論です。

社会の問題を自分で調べてまとめるのが好きな人

学修計画レポートでは、自分で設定したテーマを調べて論じます。

成蹊大学が第一志望の人

合格したら必ず入学することが前提の入試です。

結果の推移

成蹊大学の「学部・学科の志願者・合格者・入学者数の推移」に掲載されている、AOマルデス入試(一般)の数字です(人数の単位は名。志願者→合格者)。

年度法律学科政治学科
202643→952→9
202543→1824→18
202429→1330→15
202324→920→8

結果から読み取れること

  • 2026年度に急に厳しくなった:政治学科は、2025年度の24名から2026年度は52名に志願者が増え、合格者は9名でした。
  • 合格者数は年によって大きく変わる:法律学科は9〜18名、政治学科は8〜18名です。

対策のポイント

成蹊大学法学部 自己推薦型の準備チェック

  • 学修計画レポートで、専門領域に関わる具体的なテーマを設定し、参考書籍を明記している
  • 志望理由書(600字以内)で、関心のある社会問題と法律学・政治学のつながりを書いている
  • 公表された討論テーマについて、賛否の両方の意見を調べている
  • グループ討論で、自分の意見を出し、議論を前に進める練習をしている
  • 基礎読解力審査に向けて、現代文の読解を練習している

成蹊法学部の自己推薦型のよくある質問

評定や英検の基準はありますか?

法学部が定める出願要件はありません。語学試験の合格証や成績があれば提出できます。

討論の準備で資料を持ち込めますか?

準備したメモや資料は持ち込めます。配布する場合は審査員の分も含めて12部用意します。

FIT入試と併願できますか?

成蹊の自己推薦型は「合格した場合は必ず入学することを前提とした入試」です。FIT入試も「合格したら入学を確約する」入試なので、両方を同時に第一志望にすることはできません。どちらを受けるかを早めに決めましょう。

FITAでできる対策

FITAは慶應義塾大学法学部のFIT入試の専門塾ですが、成蹊大学法学部の自己推薦型をはじめとする併願校の対策も、同じ料金で受けられます。講師は全員FIT入試の合格者で、学修計画レポートの添削から、グループ討論の練習まで1対1で担当します。授業はすべてZoomで、全国から受講できます。

「何から準備すればいいかわからない」という段階からでも大丈夫です。無料相談で一緒に整理しましょう。

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出典・参考資料

この記事を書いた人

慶應FIT専門塾 FITA

FITA編集局

慶應義塾大学法学部のFIT入試に特化した専門塾 FITAの編集チームです。募集要項など大学の公式資料をもとに、FIT入試を突破した講師の知見を交えて、出願書類や二次試験の対策、併願の考え方まで、受験生と保護者の方に役立つ情報をお届けしています。

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