【総合型選抜解説】明治大学政治経済学部のグローバル型特別入試|倍率・日程・選考内容を5分でチェック

明治大学政治経済学部の総合型選抜が「グローバル型特別入学試験」です。政治学科・経済学科・政策学科の3学科が募集し、政治学科の募集は10名です。出願の条件は英語などの外国語検定の基準を満たすことで、評定の基準や海外経験は問われません。選考は試験当日の総合(日本語)と口頭試問で決まります。
この記事でわかること
- グローバル型特別入試の合格のツボ
- 出願資格・外国語の基準・日程(2027年度)とスケジュールの図
- 政治学科の直近3年の倍率と、過去3年の「総合(日本語)」
- 向いている人と、対策のポイント
目次
2027年度入試の変更点
政治経済学部のグローバル型特別入学試験のページでは、2027年度の出願資格の変更は「特になし」とされています。2026年度入試からは地域行政学科の募集が停止され、新しく設置された政策学科が募集に加わっています。
合格のツボ
① 外国語の基準を満たせば、評定や海外経験がなくても出願できる
出願の条件は、英検準1級合格、IELTS 6.0、TOEFL iBT 68(新形式4.0)などの外国語検定の基準を満たすことです。大学のQ&Aでは、海外経験がまったくない人でも基準を満たせば出願できるとしています。評定平均の条件もありません。
② 外国語のスコアは合否に使われない。勝負は当日の試験
要項のQ&Aでは、合否の選考の際に外国語検定試験の結果は勘案しないと明記されています。志望理由書の提出もないので、合否は試験当日の「総合(日本語)」と「口頭試問(日本語)」で決まると考えて準備しましょう。
③ 「総合(日本語)」は資料を読んで、200〜300字で書く
総合(日本語)は90分で、評論・随筆・グラフ・表・データなどの資料をもとに日本語で記述する総合問題です。過去3年はいずれも3問構成で、資料から読み取れることを200字、自分の考えを300字といった形で答えています。資料の読み取りと、短い字数で要点をまとめる力が問われます。
入試概要(2027年度入試)
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 募集人員 | 政治学科 10名 経済学科 15名 政策学科 5名 |
| 卒業年の条件 | 2027年3月卒業見込み または2025年4月以降に卒業 |
| 評定 | 基準なし |
| 外国語の条件 | 次のいずれか1つ (2024年9月1日以降の受験) 英検 準1級合格 IELTS 6.0 TOEFL iBT 68(新形式4.0) TOEIC L&R 680 TEAP(4技能)285 など |
| 主な提出書類 | 入学志願票 志願者経歴書 調査書(厳封) 外国語検定の証明書 |
| 併願 | 禁止はしないが、 第一希望の受験生を募集 |
| 出願期間 | 2026年9月1日〜9月3日 (郵送・消印有効) |
| 第1次選考 合格発表 | なし (試験当日の結果で判定) |
| 試験日 | 2026年10月3日(土) 駿河台キャンパス 総合(日本語)・口頭試問 |
| 合格発表 | 2026年11月4日(水)10:00 (UCARO) |
| 入学手続 | 2027年1月14日〜1月22日 |
| 入学検定料 | 35,000円 |
| 倍率 (2026年度) | 政治学科 約3.8倍 (志願者147名・合格者39名) |
ほかに、TOEIC 4技能(L&R+S&W)950、ケンブリッジ英検153、国連英検B級、ドイツ語(Goethe B1)・フランス語(DELF B1)・中国語(HSK)の基準もあります。出願期間は3日間だけで、検定料も9月3日までに金融機関の窓口で振り込みます。詳しくは2027年度の入学試験要項(PDF)で確認してください。
入試スケジュール
明治大学政治経済学部 グローバル型特別入試のスケジュール(2027年度入試)
- 9月1日〜9月3日出願
- 9月24日受験票の発送
- 10月3日試験(総合・口頭試問)
- 11月4日合格発表
- 1月14日〜1月22日入学手続
試験は総合(日本語)10:00〜11:30、口頭試問(日本語)13:00〜。出典:2027年度 政治経済学部グローバル型特別入学試験要項
入試の特色
この入試の目的は、国際社会のさまざまな分野で先導的な役割を果たしうる人材を育てるために、高度な語学力と高い意識、柔軟な思考力を持つ学生を広く募集することです(入学試験要項)。
- 国内の高校生も出願できる:「グローバル型」という名前ですが、帰国生だけの入試ではありません。日本の高校を卒業見込みの人も出願できます。
- 試験はすべて日本語:外国語の力は出願の条件として確認され、試験当日の総合問題と口頭試問は日本語で行われます。
- 留学プログラムが充実:学部は、短期留学や交換留学、2つの学士号をとるダブルディグリープログラム、国内で語学力などを磨くグローバルキャリア形成(GCD)プログラムを用意しています(留学は必須ではありません)。
- 出願期間がとても短い:9月1日〜3日の3日間で、郵送のみの受付です。
グローバル型特別入試はこんな人に向いている
入学試験要項に書かれた目的と選考方法をもとに、FITAがまとめました。
英検準1級レベルの外国語力がある人
外国語検定の基準を満たしていることが出願の条件です。評定の条件がないので、英語の力を武器にしたい人に向いています。
グラフや表から読み取り、短くまとめるのが得意な人
総合(日本語)は、白書やデータをもとに200〜300字で答える問題が中心です。
政治や社会の問題を、国際的な視点で考えたい人
過去にはジェンダー・ギャップ指数や訪日観光客、消費者市民社会がテーマになりました。ニュースや統計に日ごろから触れている人が力を発揮しやすい入試です。
入学後に留学や国際的なキャリアを目指したい人
学部の留学プログラムやGCDプログラムを活用して、国際社会で活躍したい人に合っています。
倍率の推移
政治経済学部のグローバル型特別入学試験のページに掲載されている数字です(人数の単位は名。倍率は志願者数÷合格者数でFITAが計算)。
| 年度 | 政治学科 | 経済学科 | 政策学科 |
|---|---|---|---|
| 2026 | 147→39 3.8倍 | 104→15 6.9倍 | 79→13 6.1倍 |
| 2025 | 105→38 2.8倍 | 83→21 4.0倍 | 36→15 2.4倍 |
| 2024 | 75→42 1.8倍 | 83→20 4.2倍 | 20→7 2.9倍 |
2024・2025年度の政策学科の欄は、募集を停止した地域行政学科の数字です。
倍率から読み取れること
- 政治学科の志願者は2年で約2倍:2024年度の75名から、2026年度は147名に増えました。
- 政治学科の合格者は40名前後:募集人員10名に対して、毎年38〜42名が合格しています。
- 政治学科の倍率は1.8倍→2.8倍→3.8倍と上昇:経済学科(6.9倍)よりは低いものの、年々厳しくなっています。
入試傾向(総合(日本語))
過去3年の「総合(日本語)」の問題は、政治経済学部のページで公開されています。いずれも90分・3問構成です。
| 年度 | テーマと設問(FITAによる要約) |
|---|---|
| 2026 | 『国民生活白書』(消費者市民社会)を読む。①消費者市民社会という考え方が生まれた理由(200字)②消費者市民社会とはどのようなものか(300字)③消費生活相談件数と金額が減らない理由をグラフから説明(300字)(問題) |
| 2025 | 訪日外国人客数と出国日本人数の推移とインバウンド観光。①アジアと欧米豪からの訪日客の特徴(200字)②消費額を増やし訪問先を地方に分散させる誘致策(300字)③観光が成長戦略・地域活性化の切り札になるには(300字)(問題) |
| 2024 | ジェンダー・ギャップ指数(GGI・GDI・GII)。①日本のGGI順位が低い理由(200字)②3つの指数で順位が違う理由(300字)③男女格差以外の社会的不平等の例と、それを表す指標(300字)(問題) |
どの年も、資料の読み取り(設問1・2)→自分の考え(設問3)という流れです。特に設問2は、複数の図表を組み合わせて理由を説明する力が問われます。200字・300字という短い字数で、根拠を示して書き切る練習をしましょう。
対策のポイント
明治大学政治経済学部 グローバル型特別入試の準備チェック
- 外国語検定の基準を、2024年9月1日以降の受験で満たしている
1種類・1回分のスコアのみ有効で、各技能の最高点を組み合わせることはできません。 - 出願期間(9月1日〜3日)に間に合うよう書類を準備している
調査書や証明書の原本(または原本証明)をそろえ、検定料は窓口で振り込みます。 - 白書や統計の図表を読んで、200字で要約する練習をしている
過去3年の問題で、時間を計って取り組みます。 - 社会問題について、300字で自分の考えと理由を書ける
結論→理由→具体例の順で、短く書く型を身につけます。 - 口頭試問で、志望理由と関心のある社会問題を話せる
試験は日本語です。なぜ政治学科なのかを自分の言葉で説明できるようにします。
グローバル型特別入試のよくある質問
海外経験がなくても出願できますか?
できます。要項のQ&Aでは、海外経験がまったくなくても、外国語検定試験の基準を満たせば出願できるとしています。
英語のスコアが高いほど有利ですか?
要項のQ&Aでは、合否の選考の際に外国語検定試験の結果は勘案しないとしています。基準を満たす証明書を1つ提出すれば十分です。
志望理由書はありますか?
提出書類は、入学志願票・志願者経歴書・調査書・外国語検定の証明書で、志望理由書はありません。
FIT入試と併願できますか?
この入試は併願を禁止していませんが、明治大学政治経済学部を第一希望とする受験生を募集するとしています。FIT入試は「合格したら入学を確約する」入試で、最終合格発表(11月2日)がこの入試の合格発表(11月4日)より前にあります。受験の順番を考えて計画しましょう。
明治大学法学部にも、同じような入試はありますか?
明治大学法学部の特別入学試験は、海外就学者・スポーツ・外国人留学生を対象にしたものです。総合型選抜の入試要項の一覧にも、法学部で一般の高校生が出願できる入試は載っていません(2026年10月23日確認)。
FITAでできる対策
FITAは慶應義塾大学法学部のFIT入試の専門塾ですが、明治大学政治経済学部のグローバル型特別入試をはじめとする併願校の対策も、同じ料金で受けられます。講師は全員FIT入試の合格者で、資料を読んで短い字数で書く練習から、口頭試問の受け答えまで1対1で担当します。授業はすべてZoomで、全国から受講できます。
「英語の資格はあるけれど、何から準備すればいい?」という段階からでも大丈夫です。無料相談で、出願までの計画を一緒に立てましょう。
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