【総合型選抜解説】立教大学社会学部の自由選抜入試|倍率・日程・選考内容を5分でチェック

立教大学社会学部の総合型選抜が「自由選抜入試」です。社会学科・現代文化学科・メディア社会学科で、それぞれ5名程度を募集します。評定の基準はなく、英語4技能テストの基準と、出願時に提出する「自由研究」が大きな特徴です。第2次選考では、小論文と、自由研究をもとにした口頭発表つきの面接があります。

この記事でわかること

  • 立教大学社会学部の自由選抜入試の合格のツボ
  • 出願資格・日程・選考内容(2027年度)とスケジュールの図
  • 学科ごとの直近3年の倍率と、過去2年の小論文
  • 向いている人と、対策のポイント
目次
  1. 2027年度入試の変更点
  2. 合格のツボ
    1. ① 自由研究は「自分で問いを立て、調べ、考察した」証拠
    2. ② 面接では自由研究を5分で発表し、10分の質疑に答える
    3. ③ 小論文は3問から1問を選び、指定のキーワードをすべて使う
  3. 入試概要(2027年度入試)
    1. 入試スケジュール
  4. 入試の特色
  5. 立教大学社会学部の自由選抜入試はこんな人に向いている
    1. 身の回りの社会問題を、自分で調べて考えるのが好きな人
    2. 文化やメディアについて、自分なりの視点を持っている人
    3. 人前で発表し、質問に答えるのが得意な人
    4. 部活動などの大きな実績はないが、研究や探究で勝負したい人
  6. 倍率の推移
    1. 倍率から読み取れること
  7. 入試傾向(第2次選考の小論文)
  8. 対策のポイント
  9. 立教大学社会学部の自由選抜入試のよくある質問
  10. FITAでできる対策
  11. あわせて読みたい
  12. 出典・参考資料

2027年度入試の変更点

立教大学の「入試の主な変更点」では、2027年度入試から英語資格・検定試験のうちTOEFL iBTの新しいスコア形式に対応し、TEAP CBTは利用できなくなるとしています。社会学部の自由選抜入試について、それ以外の変更は告知されていません。

また、2028年度入試からは「GTEC」CBTタイプが利用できなくなります。

合格のツボ

① 自由研究は「自分で問いを立て、調べ、考察した」証拠

自由研究は、現代社会に関するテーマを調査・研究し、「タイトル」「研究の背景・目的・方法」「研究の結果と考察」を含めてA4・2ページにまとめるものです。学部は、自主的に問題を発見し、分析し、提言する「自考力」を総合的に評価するとしています。テーマは学科ごとに、社会学科は現代の社会、現代文化学科は現代の社会と文化、メディア社会学科は現代の社会とメディアに関するものです。

② 面接では自由研究を5分で発表し、10分の質疑に答える

第2次選考の面接では、自由研究を使って5分の口頭発表をし、10分の質疑応答を行います。提出書類のコピーは持ち込めますが、追加の資料は持ち込めません。学部は「研究目的を明示したうえで、独自の意見として何を主張したいのかを、結論部で明確に表現する」よう求めています。

③ 小論文は3問から1問を選び、指定のキーワードをすべて使う

小論文(90分)は、3つの設問から1つを選び、設問ごとに指定されたキーワードをすべて1回以上使って論じる形式です。キーワードを使った箇所には下線を引きます。過去2年は、教育・物価・メディア・外国人労働者などの社会問題が出題されました。

入試概要(2027年度入試)

入試概要を画像で保存スマホに保存して、いつでも見返せます

項目内容
募集人員社会学科 5名程度
現代文化学科 5名程度
メディア社会学科 5名程度
卒業年の条件高校等を卒業、または
2027年3月卒業見込み
(既卒生も可)
評定基準なし
英語の条件次のいずれか1つ
英検CSE 1,950以上
GTEC 930以上
IELTS 4.0以上
TEAP 225以上
TOEFL iBT 42(新形式3.0)以上
ケンブリッジ英検 140以上
主な提出書類志望理由書(手書き2,000字程度)
自由研究(A4・2ページ)
調査書、英語スコアの証明書
併願自由選抜入試の中では1学科のみ
他大学・一般選抜とは併願可能
出願期間Web出願:2026年9月1日〜9月10日
書類:9月11日(消印有効)
第1次選考書類選考
第1次選考
合格発表
2026年10月30日(金)11:00
(Web)
第2次選考2026年11月14日(土)
池袋キャンパス
小論文(90分)・面接
最終合格発表2026年12月7日(月)11:00
(Web)
入学手続第1次:12月7日〜12月14日
第2次:2027年1月18日〜2月4日
入学検定料35,000円
(別にサービス利用料1,100円)
倍率
(2026年度)
3学科計 約16.1倍
(志願者339名・合格者21名)

英語のスコアは、出願期間の初日から遡って2年以内(2024年9月2日以降)に受けた4技能のスコアに限られます。詳しくは2027年度の自由選抜入試要項(PDF)で確認してください。

入試スケジュール

立教大学社会学部 自由選抜入試のスケジュール(2027年度入試)

9月10月11月12月
9月1日〜9月10日Web出願10月13日受験票10月30日1次合格発表11月14日2次選考12月7日最終合格発表12月7日〜12月14日第1次手続
  1. 9月1日〜9月10日Web出願
  2. 10月13日受験票
  3. 10月30日1次合格発表
  4. 11月14日2次選考
  5. 12月7日最終合格発表
  6. 12月7日〜12月14日第1次手続

2次選考は小論文(10:00〜11:30)と面接(13:00〜、自由研究の口頭発表5分+質疑応答10分)。出典:2027年度 立教大学 自由選抜入試要項

入試の特色

立教大学は自由選抜入試を、志望する学部に関連した高い能力をもつ人、あるいは学業以外の諸活動の分野に秀でた個性をもつ人で、学びたいという熱意のある学生を受け入れる入試だと説明しています(入試要項)。

  • 活動実績の条件がない:法学部などと違い、社会学部の出願資格には大会やコンクールの実績の条件がありません。そのかわりに自由研究を提出します。
  • 評定の基準がなく、既卒生も出願できる:出願資格に評定平均の条件はありません。
  • 英検は級の合否を問わない:英検はCSEスコアで判断され、基準を満たしていれば受験した級の合格・不合格にかかわらず出願できます(二次試験の受験は必要)。
  • 書類選考で大きく絞られる:2026年度は志願者339名のうち、書類選考の合格者は53名でした。

立教大学社会学部の自由選抜入試はこんな人に向いている

入試要項に書かれた出願資格と選考方法をもとに、FITAがまとめました。

身の回りの社会問題を、自分で調べて考えるのが好きな人

自由研究では、自分で問いを立てて調査し、考察します。探究学習や課題研究に打ち込んできた人に向いています。

文化やメディアについて、自分なりの視点を持っている人

現代文化学科とメディア社会学科は、自由研究のテーマも文化・メディアに関わるものになります。

人前で発表し、質問に答えるのが得意な人

面接では自由研究を5分で発表し、10分の質疑応答があります。

部活動などの大きな実績はないが、研究や探究で勝負したい人

出願に大会の実績などは必要ありません。研究の中身で評価されたい人に合った入試です。

倍率の推移

立教大学の「入試結果・過去問題」に掲載されている数字です(人数の単位は名。倍率は志願者数÷合格者数でFITAが計算)。

年度社会学科現代文化学科メディア社会
2026139→7
19.9倍
94→6
15.7倍
106→8
13.3倍
2025121→8
15.1倍
73→7
10.4倍
89→8
11.1倍
202495→9
10.6倍
51→5
10.2倍
68→8
8.5倍

倍率から読み取れること

  • 志願者は2年で約1.6倍:3学科の合計は、2024年度の214名から2026年度は339名に増えました。
  • 合格者は毎年20名前後:募集人員(各5名程度)に対して、3学科あわせて21〜23名が合格しています。
  • 2026年度は3学科とも10倍を超えた:社会学科は約19.9倍と、とても厳しい入試です。

入試傾向(第2次選考の小論文)

立教大学は、特別入試の過去問題を大学のWebサイトで公開しています。社会学部の小論文は、3問から1問を選び、指定されたキーワードをすべて使って、解答用紙(表裏1枚)以内で論じる形式です。

年度設問(FITAによる要約)
2026①公立中学・高校の校長に占める女性の割合が1割程度であることの影響と、是正の取り組み ②米の価格上昇が生活に与える影響と、その背景 ③「バズらないけれど大切な情報」とは何か、どう伝えるべきか(問題)
2025①「世界人助け指数」で日本が142か国中141位である背景と、共に暮らすために必要なこと ②日本で働く外国人労働者が直面する困難と、必要な施策 ③子どもの頃からスマートフォンを使うことで身につくスキルと、社会への貢献(問題)

大学は出題意図を、論理的構成力・文章表現力・知的素養・独創的発想などを総合的に評価すると説明しています。統計や報道をもとにした社会問題が多いので、ニュースを「背景→影響→解決策」の順に整理する習慣をつけておきましょう。

対策のポイント

立教大学社会学部 自由選抜入試の準備チェック

  • 英語4技能テストの基準(英検CSE1,950など)を満たしている
    2024年9月2日以降に受けた4技能のスコアが必要です。
  • 自由研究のテーマを、志望学科に合わせて決めている
    社会・文化・メディアのどれに関わるテーマかを確認します。
  • 自由研究に「背景・目的・方法」「結果と考察」が入っている
    アンケートやインタビュー、統計など、自分で集めたデータがあると説得力が増します。
  • 志望理由書(手書き2,000字程度)で、自由研究と学部での学びをつなげている
    清書の時間も確保しましょう。
  • 自由研究を5分で発表し、10分の質疑に答える練習をしている
    研究目的と、自分が主張したい結論をはっきり言えるようにします。
  • 指定キーワードを使って、90分で小論文を書く練習をしている
    過去問で、キーワードを自然に使う練習をします。

立教大学社会学部の自由選抜入試のよくある質問

部活動などの実績がなくても出願できますか?

できます。社会学部の出願資格は、高校卒業(見込み)などの条件、社会学部での勉学への強い意欲、英語4技能テストの基準で、活動実績の条件はありません。

自由研究は英語で書いてもいいですか?

英語で作成する場合は、別紙で和訳を付けることとされています。手書きでもパソコンでも作成できます。

社会学部の2つの学科に出願できますか?

できません。自由選抜入試の出願は1学科(専修)に限られます。

FIT入試など、ほかの大学と併願できますか?

入試要項のQ&Aでは「他大学との併願は妨げないが、立教大学での勉学に強い意欲を持っていることが重要」としています。FIT入試は「合格したら入学を確約する」入試で、最終合格発表(11月2日)が立教の第2次選考(11月14日)より前にあります。受験の順番を考えて計画しましょう。

FITAでできる対策

FITAは慶應義塾大学法学部のFIT入試の専門塾ですが、立教大学社会学部の自由選抜入試をはじめとする併願校の対策も、同じ料金で受けられます。講師は全員FIT入試の合格者で、自由研究のテーマ設定や構成、志望理由書の添削から、口頭発表・面接・小論文の練習まで1対1で担当します。授業はすべてZoomで、全国から受講できます。

「自由研究のテーマが決まらない」という段階からでも大丈夫です。無料相談で、出願までの計画を一緒に立てましょう。

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出典・参考資料

この記事を書いた人

慶應FIT専門塾 FITA

FITA編集局

慶應義塾大学法学部のFIT入試に特化した専門塾 FITAの編集チームです。募集要項など大学の公式資料をもとに、FIT入試を突破した講師の知見を交えて、出願書類や二次試験の対策、併願の考え方まで、受験生と保護者の方に役立つ情報をお届けしています。

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